デジタルサイネージで使用される「CMS」とは?

デジタルサイネージで使われるCMSとは、どのようなものなのでしょうか。その定義と役割を確認しておきましょう。
CMSとは?
CMSとは「Content Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、デジタルサイネージにおいては、配信するコンテンツの管理を行うことができるシステムをCMSと呼んでいます。製品によって機能が異なり、コンテンツを作成・編集する機能が備わるものもあります。共通しているのはコンテンツの管理機能です。
CMSの役割
デジタルサイネージにおけるCMSは、動画や静止画などのコンテンツを一括で管理して、それらをいつ、どのタイミングで、何秒間表示するのかなどを細かく設定することができます。
また、CMSを利用すれば、複数拠点に配置しているデジタルサイネージに一括して同じタイミングで同じコンテンツを配信することも可能になります。
配信先毎に配信するコンテンツを設定したり、配信先をグルーピングして設定したりすることも可能です。
CMSはデジタルサイネージの活用や表現の幅を広げてくれるシステムといえます。
デジタルサイネージで活用できるCMSの機能

デジタルサイネージで活用できるCMSの機能を見ていきましょう。
コンテンツ配信機能
デジタルサイネージのコンテンツを配信する機能です。どの映像をどの順番で配信するかなどを設定し、プログラム通りに配信先のディスプレイなどに表示できます。
配信スケジューリング機能
飲食店のデジタルサイネージ設置を想定した場合に、朝9時から10時まではモーニングメニューの案内を配信し、10時からはランチの時間帯に向けてランチメニューを配信するといったように、配信のスケジューリングを行える機能です。
プレイリスト作成・管理機能
例えば複数の広告を順番に配信するプレイリストを作成し、そのプレイリストを毎日一定期間、配信し続けることも可能です。
クラウド型デジタルサイネージ
複数拠点にデジタルサイネージを導入している場合に、共通コンテンツを配信したいこともあるでしょう。そのようなときも、クラウド型デジタルサイネージのCMSを利用すれば手軽に一括で配信し、管理することができます。
稼働の監視機能
デジタルサイネージの機器が正常に稼働しているかを監視する機能です。
CMSには様々な種類がありますので、必要な機能を整理して導入前に確認するのをおすすめします。
デジタルサイネージにCMSを導入するメリット

デジタルサイネージにCMSを導入するメリットにはどんなことがあるのでしょうか。確認しておきましょう。
コンテンツ配信管理の効率化
CMSを活用することで、ただコンテンツを配信するだけでなく、管理性が向上します。細かく設定できるCMSを利用すれば、コンテンツ数が増えたとしても複雑化しにくく、多様なコンテンツを管理・配信しやすくなります。
タイムリーなコンテンツ配信により効果的な訴求が可能
CMSでコンテンツを出し分けたり、スケジュールを緻密に設定したりすることで、狙ったタイミングで配信が可能になります。これにより、広告や販促などにおいては効果的な訴求が可能になります。
複数店舗などの一括管理による業務効率化
複数店舗などに設置している場合には、一括で管理できるようになることで、大幅な業務効率化が期待できます。
広告を配信しやすい
自社コンテンツだけでなく、他社から出稿された広告も、CMSがあれば、計画的に配信コントロールが可能になります。そのためCMS導入・運用は、広告収益を得るための条件ともいえます。
デジタルサイネージにCMSを導入する際の選び方

デジタルサイネージにCMSを導入したいと思ったら、ぜひ次のポイントを押さえて選ぶことをおすすめします。
目的との合致性
まず、どのような目的でCMSを導入するのかを明確にします。その上で、目的を達成できる機能を備えたものを選びましょう。
対応OSやブラウザ
CMSによって、対応しているOSやブラウザが異なります。よって、オペレーション用のデバイスに対応しているかの確認は必要です。
データ連携機能
CMSによっては、外部のシステムやサーバー、Webサイトや SNSなどのデータと連携できるものもあります。
セキュリティ・権限設定
セキュリティ機能を有するCMSを選定することをおすすめします。権限設定機能の有無もおさえておきましょう。
まとめ
CMSは、デジタルサイネージのコンテンツ配信や管理をより高度に、またタイムリーに拡張してくれるシステムです。デジタルサイネージを利用する際には、ぜひ導入をおすすめします。
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